敏感肌敏感肌 その3

2011年08月11日

敏感肌 その2

敏感肌の定義というのは、いくつかあるのですが、何もつけていない状態でもかゆみや灼熱感、ちくちく感やつっぱり感があるような状態です。

つまり、不快な症状が存在するのですが、それは化粧品だけのせいではありません。

たとえば、風や太陽、乾燥や寒さ、急激な温度変化も肌に影響を与えますし、汗や硬水によっても影響されます。

生活ストレスや生理によるホルモンバランス、刺激の強い食事でも肌に影響が出ることもあります。

本当の敏感肌ではなくても思い込みでの敏感肌も相当数含まれると思われ、5人に3〜4人が敏感肌と思うような状況となっています。

敏感肌の特徴として、刺激性の物質をつけたときにヒリヒリ感を感じやすいというものがあります。

つまり、炎症が起きるほどではないが、ヒリヒリ・チクチク感を感じさせる成分を肌に塗ってテストすることで、敏感肌かどうか客観的に判断されます。
これはスティンギングテストとも呼ばれますが、灼熱感(カプサイシン)や冷涼感(メントール)、チクチク感(エタノール)、ヒリヒリ感(乳酸、クエン酸)を与えるれる成分を使って、敏感肌判定を行います。

成分の濃度を変えることで、敏感肌の度合いも測定できますし、また、その症状を改善させる成分の研究を行えます。

なお、敏感肌の原因は様々ですが、その症状は共通していて、角質層のバリア低下と知覚過敏が主な要因となっています。

バリア対策にはセラミドが一番ですが、知覚過敏に対しては神経の刺激感受性を制御する成分が必要となり、抗炎症剤が相当します。
とはいっても、医薬品のかゆみ止めのような刺激感受性を制御するような成分の配合はできません。
そのため、主にはバリア成分を補うことで、敏感肌の改善を狙います。


shin_chanz at 20:52│Comments(0) 化粧品 

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