バストケア

2006年10月12日

ムダ毛抑制だけじゃない美乳効果の葛根イソフラボン

イソフラボンといえば、ダイズが有名ですが、
和漢生薬にもイソフラボンが富むものがあります。

それは、葛根で、風邪の時に飲む葛根湯やクズ湯、もしくは葛餅として
なじみが多い方もおられるでしょう。

カッコン(クズ)には、ダイジン、ダイゼイン、プエラリン、プエラリンキシロシド
というイソフラボンが含まれています。

プエラリンというと胸を大きくするというプエラリアというタイの植物が
有名ですが、カッコンはプエラリアと同属植物となり、共通の成分を含んでいます。

プエラリンは美乳効果があるとか、ないとか巷では言われていますが、
デコルテやバストケアを考えられている方には、カッコンは面白いと思います。

ちなみに気になるイソフラボンの量ですが、
大豆には乾燥豆中0.2〜0.3%しか含まれないのに、
カッコンは2〜10%もイソフラボンの量が入っています。

ダイズよりカッコンの方が、多いのに地味なせいか、
あんまり宣伝されていませんね。

ただ、カッコンには、デンプンが10数パーセント含まれています。
これがやっかいで、化粧水にするには、このデンプンは邪魔でしかありません。

抽出するには、無水エタノールを使用して、デンプンの溶出を抑えます。
50%BGではだめで、無水エタノールを使用してください。

具体的には、刻んだもしくは粉末のカッコン10gに対して
無水エタノール50gで3日間ほど抽出すればできあがりです。
化粧水に5%ほどエキスを配合してください。

ダイズはムダ毛抑制が有名ですが、カッコンの場合は、美白となります。

バストケアで乳首に塗ると、色素が薄くなるかもしれませんので、ご注意を。

さて、美白効果のほかには、コラーゲン合成促進やヒアルロン酸
合成促進効果があります。これはイソフラボンに由来する効果です。

細胞培養法でのコラーゲン合成促進効果は、625ppmの
カッコンエキス添加で、150%の合成促進効果が出ています。
(1250、2500ppmでも同じ150%なので、
 濃度を高く配合してもコラーゲン合成促進効果はあがりません。
 一定濃度以上配合すれば、十分となります。)

同じくヒアルロン酸合成促進効果は、50ppmで183%の
ヒアルロン酸合成促進効果があったとされています。

もちろん、お顔にも十分使えます。

ただ、色白でハリのあるバストを目指すとなると、
カッコンが一番かなと思います。



shin_chanz at 00:30|PermalinkComments(19)