体毛

2006年10月18日

美女とゴリラの違い

皆さんが肌のお手入れで目標としている方はどなたでしょう?

お母さん、叔母さん、お姉さん、会社の先輩、それともモデルさん・・
いろいろあげられると思います。

でも、貴方の目標とする、その素敵な肌の持ち主と、
動物園にいる毛むくじゃらのゴリラと、実は体毛の数はほぼ同じなのです。

そんなはずはないと思われるかもしれません。

そんなはずは・・・・。

体毛は、男性の体と女性の体を比べればすぐにわかりますが、
硬いメラニンが詰まった毛と、メラニンのない短い柔らかい毛に分かれます。

ゴリラと美女との違い、つまり、毛が目立つかどうかは、
その色、長さ、太さで決まります。

美女も体毛が生えていますが、基本的にいわゆるうぶ毛(軟毛)のため
近づかないとわかりません。一方、ゴリラの体毛は黒く、太く、長いため
遠くからもその毛並みがよくわかります。

体毛は、性別の違いだけでなく、人種間でもその長さなどは
変わってきますので、遺伝的な要因が強く働きます。

まあ、映画など見ていると良くわかりますが、黄色人種は体毛が少なく、
他の人種よりもはげも少ないのが特徴です。

さらに男性の体に注目すると、子供と大人の男性では、
体毛の目立ち方が違います。

つまり、男性ホルモンが盛んに分泌されるようになると
子供の目立たない体毛が黒く長く太くなり目立つようになってきます。

急に毛が生えてくるわけではなく、もともとある毛が硬くなることが
ポイントです。

女性でも更年期になると、女性ホルモンの働きが弱くなる一方、
男性ホルモンは減らないので、口の周りの体毛がうぶ毛から
硬毛へと変化して、目立つようになってきます。

望まない、硬毛をムダ毛と言いますが、女性であっても
ホルモンバランスが崩れてうぶ毛が濃くなる場合があります。

男性ホルモンが多いと毛が濃くなるだけでなく、
あごラインにニキビが出来やすくなります。

こうした目立つに様になったムダ毛に対して、昔から剃ったり、
電気脱毛やレーザー脱毛を行うということで対応してきた方は
多いかと思います。

電気脱毛もレーザー脱毛も原理は、毛を生やす細胞である
毛乳頭を破壊することにあります。
毛乳頭は生まれたときに数が決まっていて、あとから増える細胞ではないので、
細胞を破壊することで、永久脱毛することが出来ます。

まあ、簡単に言えば、人工的なハゲをつくることです。

脱毛は細胞を破壊する行為ですから、永久脱毛は医者にしか認められていません。
また、新たに毛を生やそうとすると、皮膚移植しか道はありません。

ただ、電気脱毛やレーザー脱毛を行ってもムダ毛があとから
生えてくるということもあります。
基本的にこういうケースは、施術者が毛乳頭を破壊し損ねただけに過ぎません。

細胞を破壊するという行為は、肌に負担を与えるため、敏感肌の方は
ほかの細胞も一緒に死ぬこともあって、肌荒れや時には炎症を起こします。

そのため施術者が躊躇して、うまく脱毛がいかないとこともあります。

shin_chanz at 00:14|PermalinkComments(6)